仏ドーメルの個性派スーツ、第1弾はコレ

2016/11/18 06:43 更新


 仏ドーメルは今秋冬、スーツでも個性的なスタイルを好むユーザーに向けて、新モデル「パリスライン」、バンチコレクション「ステュディオ」をスタートする。

 パリスラインは、コンテンポラリーなフレンチスタイル。ジャケットはやや細めのセミピークトラペルに、丸みを帯びたフラップ付きスラントポケットが特徴。タイトながら肩回りにゆとりがあり、やや短めな着丈でスタイリッシュな印象だ。股浅のツータックトラウザーを合わせ、クラシカルな雰囲気も漂わせる。

 ディテールには毎年アーティストのイメージを取り入れる。第1弾は、来年没後40年を迎えるチャールズ・チャップリン。彼の象徴であるハットとステッキをモチーフにした裏地を販売する。

 ステュディオは約7万に及ぶアーカイブから、同社がビジネスマンのサクセスカラーと分析したブルー、グレーを中心に、今のトレンドを意識した品番で構成した。無地やグレンチェック、ブロックチェック、ペーズリー、ラメ糸使い、ベルベットなどを揃える。

  女性の社会進出、ファッションのジェンダーレス化を背景に、16年春から本格販売している「レディ・ドーメル」などレディスにも打ち出す。また、オーダースーツ市場の拡大に伴って増えているオーダー初心者への提案にも向くとみる。

チャップリンを象徴するハットとステッキをモチーフにしたプリント裏地
チャップリンを象徴するハットとステッキをモチーフにしたプリント裏地

仏トラディショナル「オスカー」、モダンブリティッシュ「ダンディ」に続く3番目のモデル



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