リトルリーグカンパニー(サザビーリーグ)のレディスブランド「エブール」の17~18年秋冬は、コートがスタイリングの主役。コートは着丈120センチ前後のウールが中心で、強いラインを描くその存在感と、中に合わせた優しいレースや楊柳のアイテムとのコントラストをまとうようなイメージだ。
今回は「強さと柔らかさそれぞれを、より引き出すように企画した」とエブール事業部の酒井典子ジェネラルマネージャー。強さのコートは14型ほど。コートは昨年は完売した酒井さんの得意アイテムでもある。「気安いダウンと違って、ウールコートを着るのはおしゃれしたいという意志」と作ったのは、スーリーアルパカシャギーのベルテッドや深い前合わせをあえて開いて羽織るカシミヤのノーカラーなど。シアリング、トレンチタイプなどもロング丈で、ウエストをベルトで縛る、サイドにスリットなどがポイントになっている。
かちっとマスキュリンなテーラードジャケットも出している。黒のシルクウールのピークトラペル、少し荒い手触りの英国調チェックのナローラペルなどで、丈は長め。
柔らかさのアイテムは透ける楊柳のふわりとしたボリュームブラウス、クラシックなレースの五分袖ブラウス、ギャザーやフレアのスカートなど。スカートも丈はロングだが、甘くない冷静な雰囲気がいい。
コーディネートの差し色は赤、マスタード、スモーキーピンク。
カシミヤコート33万円
スーリーアルパカシャギーのコート18万円