「ディオール」は16日、東京・六本木の国立新美術館で、3月にパリで発表した15~16年秋冬コレクションを披露した。ディオールは昨年から日本で大型イベントを相次いで開催しており、昨年12月には「エスプリ・ディオール東京2015」と題したコレクションを東京・両国国技館で発表するなど日本からの発信に力を入れている。
今回は、歌手のリアーナや日本のタレントをはじめとするセレブリティー、顧客、メディアなど約550人を招待した。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンのベルナール・アルノー会長兼CEO(最高経営責任者)や、クリスチャン・ディオールのシドニー・トレダノCEOらも来日して招待者をエスコートした。
ファッションショーの舞台になったのは2階通路部分の吹き抜け空間。波打つガラス壁を背景に、ピンクのじゅうたんを敷き詰めたランウエーをモデルが歩いた。身にまとったのは、抽象化したアニマルプリントを描いたセンシュアルなルック。体にぴったりと張りつくジャカードニットのコンビネゾンやハーネスドレスに、ビニールのサイハイブーツを組み合わせてプリミティブな力強さを表現した。アフターパーティーは1階で盛大に行われた。