近年、若者の就労観は大きく変化しており、転職が当たり前のものになっている。入社時には、すでに転職を見据えて転職サイトに登録している人もいるほどだ。アパレル業界においても若手社員の離職防止は大きな課題となっているが、どのような企業が選ばれ続けるのか。若手の就労観の変化を踏まえながら考えたい。
(リンクアンドモチベーション 採用コンサルティング部門責任者 石井悠)
辞める前提の若手
「かっこいい先輩やオフィスに憧れて入社したが、実際の仕事が泥臭い」「希望するブランドで働けないなら辞めたい」「店舗が変わったら人間関係が合わなくなった」。このような理由から離職する若手社員が散見される。「もう少し頑張ってみればいいのに」と言いたくなるかもしれないが、若手社員には響かないだろう。
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