「フミト・ガンリュウ」が3月に東京でフィジカルのファッションショーを開いた。コムデギャルソン傘下でブランドをスタート、コンセプチュアルでウィットに富んだコレクションで人気を集め、独立。インディペンデントとなって初の東京でのショーとなった。独立を経て物作りにどのような変化があったのか。丸龍文人に聞いた。
(小笠原拓郎編集委員)
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「社会の流れから逆算して必要になってくる服をドロップしていく」(丸龍)
小笠原 東京で久しぶりにコレクションを見せました。
丸龍 今回のショーはかなり特殊な取り組みでした。1ブランドで一つのコレクションを主体としつつも、それだけで成立させるのではなく、その後に控えたイベントとの親和性を図りました。「ファッション・イン・ジャパン」という企画展が6月上旬から行われますが、そのこけら落としとしてでした。いつも以上に頭を悩ませました。
小笠原 服を作っている最初の段階から、そういう話はあったのですか。
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