刺繍加工のグレイスエンブ(東京、岡部弘文社長)は、書籍への刺繍を実現した。先日開かれた「ギフトショー」で、表紙に刺繍した書籍を出展したほか、刺繍の可能性を感じさせる商品と、実際に刺繍ミシンを持ち込んで、刺繍が持つ〝付加価値を高める〟効果をアピールした。
(小川敬)
同社は都内でも大手の刺繍工場で、足立区内の優れた製品や技術を評価する「足立ブランド」に認定されている。工場には20頭12色の多頭式刺繍ミシンを導入。同時に12色の糸を使って刺繍ができる最新鋭機だ。複雑な刺繍を、同時に複数こなせる特徴と、型作成から一貫生産する社内体制を生かしてタオルやポロシャツ、帽子などの刺繍を行ってきた。割高になりがちだが、プリントにはない立体感があり、選ばれる理由になっている。
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