【JFW-JC、PTJ2023特集】を掲載

2022/10/12 00:00 更新


次の秋冬を彩る厳選330社の新作が一堂に

 10月12日付けの繊研新聞では、日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)が11月1・2日に開催する、国内最大の繊維総合見本市「JFWジャパン・クリエーション」(JFW-JC)と、テキスタイルビジネス商談会「プレミアム・テキスタイル・ジャパン」(Premium Textile Japan、PTJ)の特集を掲載しています。同展示会では、産地、業種を超えて有力300社強の素材企業が集結し、次の秋冬に向けて披露する新作を是非ご覧ください!

詳しくは10月12日付けの繊研新聞・電子版で

【JFW-JC、PTJ2023特集】 次の秋冬を彩る厳選330社の新作が一堂に

(1)顔ぶれ多彩に

 PTJの出展者数は、72件103小間。新規はファインテキスタイル、ダイヤミック、インドのGBT。復活はビーフリー、タナベ刺繍/渡辺産業、モナ・ニット、香港のステラブルーテキスタイル。織物短繊維(綿、麻、ウール、複合)のAゾーン30件、織物長繊維(化合繊、シルク、機能素材、複合)のBゾーン21件、染色・後加工、プリント、刺繍・レース、皮革のCゾーン15件、服飾資材、ニットファブリック、撚糸、パイルファブリックのDゾーン6件で構成する。

 産地組合が多いJFW-JCは、48件193.9小間。テキスタイル37件、服飾資材7件、繊維関連・製品5件、皮革・毛皮5件からなる。総企業数は263社だ。新規はセセポシャ、日新プリント、ラカム、復活はアルファライン、ザ・ウールマーク・カンパニー、新内外綿、トヨシマビジネスシステム、J∞QUALITY事業。

 JFW-JC、PTJは面積当たりの動員数で世界トップの水準を誇ってきた展示会であり、「新しい出合いがある」「市場の声が直接聞ける」として出展者からの期待も高い。「新商品をアピールする大切な場」であり、最新の開発素材が一堂に揃う。

(2)主催者が語る見どころ

【インタビュー】古茂田博JFW推進機構事務局長

国内生産回帰を後押し

 行動制限が緩和され、動くことに対する抵抗感が薄れてきたと思います。新しい素材を探しに遠方から訪れたり、様々な人と情報交流ができるという、リアル展本来の魅力が再認識されることを期待しています。特に、今回は年に一度のJFW-JCが開かれ、全国の産地の商材を広く紹介できる機会です。我々としてもそれを使命として長年開催し、コロナ下もできる限りの感染対策をして継続してきました。

 これから、日本製の素材を採用する機運がさらに高まると感じています。原燃料や物流費が高騰し、調達が不透明になっているという背景もあり、目の届く場所、身近なネットワークで、完成度の高い物が作れる日本に目が向けられている。必要なものを適正な量で作るといったサステイナビリティーの観点でも、国内生産が見直されていると思います。今回のJFW-JC、PTJは、出展者の皆さんの商品がしっかりアピールできる良いタイミングだと思っています。

(3)今回の注目ポイント 学びの場も提供

 表は、出展者へのアンケート調査で集まったイチ押し企画の一部だ。日本素材の多彩さが確認できるが、特にサステイナビリティー(持続可能性)を切り口にした開発が増えている。

 JFW推進機構も、サステイナブル素材の広がりを後押しする。前回に続き、トレンド&インデックスコーナーの隣には、出展各社のサステイナブル素材を展示する「サステナブル・コーナー」を設ける。今回は「JFWサステナブル・プロジェクト」で定める七つの分類ごとに素材を展示し、それぞれビジュアルを交えながら解説もつける。解説パネルにはQRコードを記載し、自分のデバイスで読み取ると、内容を確認・保存できる。展示会からもう一歩踏み込み「学べる場所」(川島朗JFWテキスタイル事業統括ディレクター)として活用を促す。

詳しくは10月12日付けの繊研新聞・電子版で



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