インド木版の魅力伝える「カプワ」

2015/04/13 05:00 更新


 インドの木版プリントで作るオリジナル柄が魅力のレディスブランド「カプワ」を販売する、パリワール(宮本愛子代表兼デザイナー)はこのほど、東京都品川区にオフィス兼ショールーム(電話03・6426・8673)を開設した。ゆっくりと商談できる場を構えることで、バイヤーにブランドの魅力を丁寧に伝えていく。

 同ブランドは10年にスタート。宮本代表がインドで出会ってほれ込んだ木版プリントの技を生かし、ウエアや雑貨を作っている。独特の優しいイメージを持つオリジナル柄を武器に着実にファンを作ってきた。今年1月には法人化し、ブランド発展の足場を固めている。

 「気軽にゆっくりと商品を見てもらえる場を作りたかった」(宮本代表)というオフィス兼ショールームは、品川区の東急旗の台駅近くに設けた。近くに住む主婦から「お店ですか?」と聞かれることもあり、今後はウイークエンドショップとして活用することも検討する。

 法人化、ショールーム開設と着実にステップアップする中、今後は期間限定店の出店などを活発化する。現在はエキュート立川に期間限定店を開設(7月まで)しており、今春以降は他の地域にも複数の出店を予定している。また、今夏には強みのテキスタイルを生かしたパジャマやエプロン、ベッドカバーなどを揃える新ライン「カプワホーム」も立ち上げ、アイテムの幅も広げる。「法人化により挑戦できることは広がったし、やりたいことはまだまだある。ブランドの認知度を上げることで、多くの人に木版プリントの魅力を伝えていきたい」と意気込む。



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