京王電鉄とJR東日本による新宿駅西南口エリアの再開発で、新宿店跡地に高さ110メートルの複合商業ビルの建設が計画されている。完成は40年代で、30年代からの建て替え期に向けて、20年代は新宿店の収益力の向上が最大のミッションとなる。
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60周年で感謝企画
――小田急百貨店新宿店本館が22年10月に営業終了し、西口エリアの商環境が大きく変化している。
ラグジュアリーブランドの扱いがほとんどないため、コロナ禍前の水準に戻る速度が遅くなった面があります。ただ、これが日常使いで、ちょっと良い物を揃える店の特徴であり、優位性でもあります。
23年下期から、売り上げが戻っていますが、客数が戻り切れていないのが現状です。特に高年齢の顧客が都心に出向くことが減ってしまっています。代わって、新宿駅西口の商環境の変化で50~60代のお客様が新規を含めて増えています。1年を経過した23年10月以降の売り上げが増加しており、まだ伸び代があると思っています。時間がかかりましたが、全フロアで回復してきています。
――新宿店が24年に開店60周年を迎える。
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