日本のファッション関連企業のグローバルEC展開にようやく風穴が開いた。16年にスタートしたグローバルECのトータルソリューションサービスを提供するリングブル(本社シンガポール)が、国内のファッション関連企業のグローバル市場進出に寄り添う〝シェルパ〟(登山者の案内人)としての支援に高い評価が集まっている。ファッション関連だけでなく生活関連や小売業、さらには文化・芸術と幅広い分野の企業へと輪が広がる。初期費用と月額費用を不要にした点が画期的で、企業やブランドの世界進出をつなぎ、頂上(成功)まで導くシェルパとしての支援サービスシステムに期待が寄せられている。
シェルパとして一緒に山を登る
――リングブルに高い評価が集まっている。
リングブルが提供するグローバルECのトータルソリューションサービスを導入して、日本企業が課題にしてきたグローバル市場攻略が進んでいます。実際に、グローバル市場で成長し始めた企業も少なくありません。既に世界市場でディストリビューターや小売店などと契約して販売している企業でも、リングブルのサービスを新たに導入してグローバル戦略をスタートしたところもあります。導入前に比べ売り上げが10倍以上に跳ね上がった企業も出てきました。16年にスタートして7年を経過しましたが、ファッション系企業を中心に大手メーカーから専門店に至るまで着実に導入パートナーは増えており、とりわけ、顧客が顧客を紹介してくれるケースが増えてきて、それだけ信頼度が高まっている証しだと思っています。
――評価された要因は。
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