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海外販売を強化
――前期(23年12月期)の結果は。
決算を集計中ですが、売上高はグループで計246億円と6%近い増収の見込みで、利益も伸びそうです。欧米市場の景気低迷などを受けて織物の受注環境は厳しい状況でしたが、横ばいで稼働は維持することができました。
一方、製造コストは電気代を中心に昨年は大きく値上がりし、全ては価格転嫁しきれていません。
そのなかでけん引したのは、オリジナルプリントTシャツ「Up-T」(アップティー)を中心にしたオンデマンド事業の成長です。アップティーは米国事業も立ち上げ、これからノウハウを蓄積していきたい。
テキスタイルブランド「ノトクオリティー」も海外販売に力を入れます。これまで米国の有力客向け一本に頼っていましたが、昨年はこれが停滞しました。1社偏重から客先を広げると同時に、今年はドイツや中国の展示会にも出展して、エリアを拡大していきます。
現場も知的労働者
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