《トップインタビュー2024》松屋社長 古屋毅彦氏 世界基準の商品、接客目指す

2024/02/02 12:00 更新有料会員限定


古屋毅彦氏

 松屋の銀座本店は23年度上期(23年3~8月)の総額売上高が過去最高となった。コロナ禍前の19年度比で国内客売り上げが21%増、免税売り上げが39%増となり、ラグジュアリーブランドなど高額品や化粧品が回復した。インバウンド(訪日外国人)需要は下期も大きく上振れする余地があり、通期でも大幅な増収を見込む。

【関連記事】松屋が社会人講座を開設 地域の産業を支えるリーダーを育成

コロナ禍前上回る

 ――銀座本店の下期の状況は。

 暖冬の影響で重衣料が若干苦戦したことで、国内客売り上げは下期が上期の伸びまでに及ばないが、通年でコロナ禍前を上回るまで回復しています。

 インバウンドは想定よりも上振れしており、売り上げに占める比率が多い月で40%、平均して30%を超える水準に達しています。コロナ禍前は25%です。全体の売り上げが増えている中で比率が上昇し、より重要度が増しています。

 ――銀座の来街者が多様化している。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定トップインタビュー



この記事に関連する記事