松坂屋名古屋店 南館2階を「キキヨコチョ」に改装

2019/02/14 06:27 更新


 松坂屋名古屋店は南館2階を改装し、「美」「食」「雑貨」の25のショップで構成する「キキヨコチョ」として3月20日にオープンする。女性だけのプロジェクトチームで改装計画を練り上げた。

 ターゲットは20代から40代の女性で、特に〝敷居が高い〟と感じて、これまで来店していなかった層を呼び込みたいとしている。女性の関心の高い、コスメや、雑貨をカテゴリーミックスして、「ためせる、みつかる、くつろげる」をコンセプトに売り場を構成する。

 キキヨコチョは昨年4月の大丸札幌店に次ぐ2ケース目。札幌とは6ショップが共通するが、日本初4ショップ、東海初13ショップなど合計で25ショップを揃える。南館2階は若い女性向けの中価格帯のファッション「うふふガールズ」を置いていたが、若い女性の新しいニーズに応える売り場に転換する。フロア面積2600平方メートルのうち、1300平方メートルほどを売り場として使い、それ以外のスペースは本やグリーンを置いたり、コンセントを設置したり、ゆっくりくつろげるレストスペースとする。

 売り場の計画は、同店の5人の女性スタッフに本社の女性バイヤーなどが加わって、17年3月から35回のミーティングを重ねながら作り上げた。セミセルフ型のコスメショップ「アミューズボーテ」や、自然派化粧品の「こうげんどう」、カラーコンタクトとコスメの「ダズショップ」など女性の視線で、女性が欲しいショップを誘致した。

 総投資額は8億~10億円。定借方式のため、「売り上げではなく入店客数にこだわり、南館では10%以上の客数増を目指したい」(大丸松坂屋執行役員小山真人松坂屋名古屋店店長)としている。

プロジェクトチームは全員女性。ネコのお面をかぶり「ネコをかぶる」とあいさつ


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