ミキモトは、銀座4丁目本店7階のミキモトホールで、「ようこそ、ボンボニエールの世界へ-皇室からのかわいい贈りもの」展を開いている。
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ボンボニエールは、天皇のご即位や皇族のご成婚、ご誕生などの慶事の際に、皇室から引き出物として贈られる、手のひらサイズの小箱のこと。中に金平糖などが入れられることが多い。もとはフランス語で、砂糖菓子などを入れる菓子器を指すが、日本では明治期からこの習慣が始まり、独自の発展を遂げてきた。外国賓客にも配られ、日本の高い美意識を世界に示す役割も担っている。
同展では、明治から平成にかけての銀製や磁器製のボンボニエール約60点を展示。継宮明仁親王(今上天皇)ご誕生の際に作られた犬の張子型のボンボニエールや、佳子内親王ご成年を記念し、お印のゆうなの花を描いた磁器製のものなど。日本の伝統文化を感じさせる意匠や高度な装飾技巧を施された逸品が並ぶ。5月10日まで。
