ネクタイメーカーは来春夏物で来年の干支(えと)の「酉(とり)」をモチーフにしたデザインのネクタイを発売する。干支をテーマにした企画は毎年、安定した需要があり、各社は確実に売り上げの確保を狙う。
アラ商事はデザイナーブランド「ヨシエ・イナバ」で、酉をモチーフにしたプリントネクタイを5柄(1万円)販売する。
栄光堂が販売するのは、デザイナーブランド「キミジマ・コレクション」で酉のモチーフが入ったジャカードのネクタイ(1万円)。
三松商事はキャラクターブランド「ピーナッツ」のペルソナシリーズで、「大きなトサカとふわりと広がる尾羽の酉に姿を変えたスヌーピー」のデザインが入ったネクタイ(8000円)を販売する。
各社は「干支のネクタイのプロパー消化率は高い」として販売に力を入れる。ギフト需要も見込めるため、クリスマス商戦から成人式、バレンタインデーにかけての販促で重視する商品と位置づける。