革製品のOEM(相手先ブランドによる生産)企業、エヌ・ケー(東京)は、社会や環境に配慮した公益性の高い企業の国際認証「Bコーポレーション」(Bコープ)を取得、事業が拡大しそうだ。従業員11人の小さな工場だが、不良品率の低い物作りで業績は堅調で、エシカル(倫理的な)な経営が進む。
(武田学)
Bコープを取得したのは今年7月。サステイナビリティー(持続可能性)を基本に据えた事業が評価された。02年、バッグ用ミシン販売を経験した中村賢治社長がハンドバッグを主力に革製品メーカーを立ち上げた。メカや技術に強い工場として取引を徐々に増やし、革小物のほかアパレルやインテリア、自動車、アミューズメント、アウトドアなどの企業と幅広く仕事をしてきた。受注の平準化や多様なネットワークの広がりにつながっている。
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