大阪成蹊短期大学生活デザイン学科 新入生が淡路島で物作り 複合施設「エイト」が協力

2025/04/08 06:27 更新NEW!


藍染めを体験した新入生たち

 大阪成蹊短期大学の生活デザイン学科は4月4日、66人の新入生が参加した研修旅行で、兵庫県淡路市の複合施設「ei-to」(エイト)を訪れた。学生たちは同施設にある設備を活用し、藍染めやシルクスクリーンプリント、段ボールで財布を作るワークショップに挑戦。入学して間もない学生たちが、物作りに触れる貴重な機会となった。

 参加した学生は、アパレル・ファッションコース22人、イラスト・アニメ・デザインコース44人。グループを分けてワークショップに参加した。新入生を対象にした研修旅行は同学科の恒例行事。「学科の学びを知ること、学生同士の親睦を深めることを目的」として実施している。

 「ファッションってもっと面白いと伝えたい」とは、エイトの渡邉昌行プロデューサー。「手頃な価格で手に入る大量生産品で楽しめるファッションもあるが、日本の伝統技術の面白さや、こだわって作られた物に愛着を持って長く使う楽しみ方もある」と話す。「エイトはいろいろなファッションの面白さを知るきっかけを作る施設」と学生たちに紹介した。

「ファッションってもっと面白いと伝えたい」と渡邉プロデューサー(中央)

 エイトは服飾副資材卸の増見哲(大阪市)が、サステイナビリティーをテーマに23年12月に開業した。増見喜一朗社長の祖父で創業者である増見鉄男氏の母校で、17年に廃校となった江井小学校を再利用した。館内にはショップやギャラリー、カフェのほか、ミシンや多機能加工「カバロス」の設備を置いた工房もある。

Tシャツにシルクスクリーンプリント


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