渡辺直美さんがプロデュースするレディスブランド「プニュズ」に雑誌の『ラ・ファーファ』など、注目を集めているレディスのぽっちゃりサイズ。そんな市場を狙った、新進ブランドの合同展「トーキョープラスサイズウィークエンド」が4月末、中目黒で開かれた。初開催にもかかわらず、百貨店や専門店のバイヤーに加えて各ブランドの熱心な顧客も大勢集まり、楽しい雰囲気となった。
集まったのは、合同で期間限定店を出展した経験のある3ブランドと、それらと親交のある1ブランドの4ブランド。「テイストの異なるブランドがそれぞれの魅力を発信しながら、互いに協力することでプラスサイズ市場を盛り上げたい」と、開催した。
直営店を会場として提供したのは、キャラクター性の強いデザインが人気の「モンスタードロップス」(モンスタードロップス)。秋冬の新作と、イラストレーターのタカヤマトシアキ氏との協業商品などの個性あふれるアイテムを披露し注目を集めた。「初日から終了時間を延長するほど多くの人に来てもらい、市場としてのパワーを感じた」(田中ひとみディレクター)と、手応えをつかんだ。
「ヌーベルシュシュ」(アナザースター)は、可愛い系のデザインが中心の市場の中で差別化できるモードテイストのスタイリッシュなデザインをアピール。「ソソ」(ムーン)は、天然素材やプリント柄で個性を出したナチュラル系のウエアを披露した。
「バラオデモーダ+(プラス)」(マスフォルトゥナ)は、ピンナップガールをテーマにしたコレクションとともに、オケージョンアイテムも充実。同ブランドは6月にブラジルで開かれるプラスサイズブランドのファッションショーにも参加することが決まっており、「需要の高い海外での販売にも力を入れていきたい」(マスフォルトゥナの光井マルセロプロデューサー)と意気込む。展示会は今後も継続して開く予定だ。