スポーツ卸大手のエスエスケイは、アウトドアブランド「ショッフェル」の直営店を1年に2店のペースで出店し、5年後に10店舗にする。初年度となる今年は既に東京、名古屋、大阪に3店を開設。5年後には国内売り上げで5億円(小売価格)を計画する。
100平方㍍前後の広さを持ち、ブランドとして独自の表現が可能な店舗を直営で出し、販売の主軸に据える。店内は自然を感じさせる木調の什器を使い、ブランドカラーである青を多用。トータル展開するアパレルは最大2割をエスエスケイによるライセンス製品で構成し、吸湿速乾など日本特有のニーズに適したアイテムを加える。
今秋冬は、この直営3店に加え、エスエスケイが運営するアウトドアセレクトショップ「ウォークポイント」の3店と、百貨店の三つのコーナーにも取り扱い売り場を設けた。
ショッフェルは1804年に誕生したブランド。ドイツ、スイス、オーストリア中心に22カ国で展開し、売上高は約1億 ユーロ 。ドイツではアウトドアアパレルでシェア2位、スキーウエアでは1位に位置する。
エスエスケイは14年10月に、同ブランドの日本における総代理店契約を締結。15年春夏物からインポート品と、日本独自の気候やサイズに合わせエスエスケイが開発したライセンス商品の販売を始めた。