東京・渋谷駅直結の大型複合施設、渋谷マークシティの25年3月期の商業ゾーンの売上高は157億2000万円(前期比3%増)となり、3期連続で過去最高額を更新した。来館者数も1292万人(前期は1267万人)に増えた。19年6月から22年2月に実施した食と日用雑貨の拡大を軸とした大型改装と、テナントと連携した販促強化策が実り、駅利用者や近隣就業者、居住者のほか、インバウンド需要も捉えた。今期は開業25周年施策を実施、「売上高160億円超え」(江柄好朗社長)を目指す。
(有井学)
前期の業種別売上高は、食品を含む物販が114億7000万円(2.6%増)、飲食が39億5000万円(5.7%増)。サービスは昨年9月30日にウエストモール2階にサンマルクホールディングスの新業態レストラン「ベーカリーレストランC」を導入したのに伴い、店舗が減ったため、2億8900万円(14.3%減)だった。ただし、既存店売り上げは1%増とした。全体の月坪(3.3平方メートル)平均売上高は47万3000円(前期は46万3000円)に増加した。