米大手スポーツ用品・靴メーカーの23年1~3月決算 8社合計で10%増収

2023/06/06 07:59 更新有料会員限定


 【サンフランシスコ=立野啓子通信員】国際展開する米大手スポーツ用品・靴メーカーの23年1~3月決算(ナイキは22年12月~23年2月決算)は、8社合計の売上高が10.4%増となった。減収企業は「ヴァンズ」の減退が続き減収赤字のVFコーポレーションと、一部ブランドを売却したウルバリンワールドワイドの2社で、6社が増収となった。

 不透明な経済環境のなか、背景にはヴァンズに見るように若年層向けブランドの低迷、靴市場の好調、DtoC(メーカー直販)の成長、消費が慎重な北米に対しコロナ禍から回復している国外市場の好調がある。これにより企業間格差が大きく、前四半期に続き好調なのは強いブランドを持つ4社で、いずれも2ケタ台の営業利益率で収益力が高い。

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