《売れてます》イトキン「シビラ」の「ONGAESHIプロジェクト」 千羽鶴の再生繊維を使用、エシカルなマインドを訴求
イトキンが販売するスペインのレディスブランド「シビラ」の平和への思いを形にした「ONGAESHI(オンガエシ)プロジェクト」コレクションが売れている。再生パルプ商品の企画・開発などのカミーノ(東京)が手掛ける、広島や長崎、沖縄などに贈られた千羽鶴をリサイクルしてよみがえらせるプロジェクトに賛同し、再生繊維や再生紙を使っている。6月から全店で販売を始めたところ、消化率が高く、完売間近の商品もある。
作ったのはワンピース1型とTシャツ4型、扇子。アパレルはすべて綿89%、レーヨン「折り鶴レーヨン」11%を使った。Tシャツは、カラフルなフラワー模様をインクジェットプリントしたもの(2万3000円)や太陽のような幾何学柄のプリント(1万5000円)などを揃える。扇子(3000円)は再生紙を使った。
中でも売れているのはシビラらしいカラーリングのノースリーブワンピース(2万7000円)。完売した店もあり、全体的にも約7割を消化した。
今後もデザイナーのエシカル(倫理的)なマインドを訴求したメッセージ性の強い商品に力を入れ、8月には精製セルロース繊維「テンセル」を使い、環境保全を意識した商品「シビラ・フューチャー」を出す。
シビラらしいハッピーなムードのカラーリングのワンピースは完売した店舗もある