SDGsに取り組む東海地区のFB企業 費用、社内温度差などが課題

2024/03/13 06:26 更新有料会員限定


総合展では海を守る取り組みも披露した(タキヒヨー)

 東海地区のファッションビジネス(FB)企業がSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを進めている。SDGsが掲げる17の目標達成期限である30年まで残り6年。着実に前進しながら、課題も挙がっている。

CO2削減に寄付

 クロスプラスが達成に力を入れている目標の一つが「海の豊かさを守ろう」だ。「マイクロファイバーの海洋流出が世界的に問題になっている」とし、再生ポリエステルなどリサイクル素材を活用するほか、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取り組みも進める。

 レディスブランド「カールパークレーン」を展開し、同じ目標に注力する三永は、かねてから「商品廃棄を絶対にしない」方針を掲げる。廃棄目的で業者に渡してしまうと、「海外へ送られ、後に海へ捨てられてしまうことがある」からだ。廃棄をしないことが、結果的に海洋汚染防止につながる。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定サステイナブル



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事