ユニクロは基幹商品の一つである「エアリズム」で定番のインナー商品を改良したほか、快適性を高めた新商品も増やした07年から15年末までの累計販売枚数2億5000万枚を見込む。
07年から「サラファイン」「シルキードライ」として発売し、13年からはエアリズムとしてグローバルな主力商品として販売している。春夏だけでなく、通年商品として訴求している。15年は、メンズ、レディスで異なるニーズに対応し、定番商品に改良を加えた。
メンズでは「メッシュ」シリーズの編み方を変え、型崩れしにくく、通気性も従来の約2倍にした。接触冷感性も高めた。メンズインナー商品全体で部屋干し臭の防止機能も高めた。
ウィメンズでは、ムレ対策、としてこれまで一部商品では使っていなかった再生セルロース繊維キュプラを全商品に採用した。キュプラの混率を従来の2倍の60%にし。吸放湿機能を1.5倍に高めた商品も出す。
キッズでも「マイクロモダールレーヨン」を採用し、ムレの軽減や肌触りをより優しくした。このほか、エアリズム機能を搭載し、スポーツにも使える女性向け商品も出す。
価格(税抜き)はキッズで500円、メンズは990~1290円、レディス790~2990円。一部商品を除き、すでに販売している。
ファーストリテイリングの國井圭治上席執行役員は、15年の販売計画については明らかにしなかったが、「お客様の支持を得ているということが数字の伸びに現れる」と語った。