ユナイテッドアローズは24日、ファッションとスポーツをテーマにしたメンズ、レディス業態「アンルート」2号店を、東京の二子玉川ライズSCテラスマーケットにオープンする。
アンルートは、都会的なシンプルモードテイストのオリジナルや仕入れの服のほか、スポーツブランドのウエア、スニーカーなども扱う業態で、昨秋に東京・銀座の路面に1号店を出店した。
二子玉川店は銀座店からMDの大きな変更はなく、ファッション商品8に対しランニング商品2の比率で揃える。面積は363平方㍍、5㍍の天井高で開放感のある作りだ。銀座店同様、シャワーやロッカーが使えるランニングステーションも備える。
銀座店は「当社で比較的手薄だったモードテイストの服を扱うことで、新たな客層の獲得につながっている」。売れ筋はオリジナルのパンツや軽めの羽織り物など。地道な販促で月を追うごとに数字は上がっているが、新業態のため認知度の向上は課題だ。二子玉川店の周辺は自然に恵まれランニングに適したエリアで、ファッション感度の高い住民も多いため、アンルートとの親和性に期待する。
アンルートのオリジナル商品は、東京・原宿にある同社の「ディストリクト・ユナイテッドアローズ」の店でも一部販売し、認知度向上やMDの検証に役立てる。海外からの問い合わせも多く、海外発のEC(電子商取引)サイト「ファーフェッチ」での取り扱いも始まった。