ダウンが主役、ウールはビッグシルエット
百貨店自主編集の12月商戦は、11月からの低気温で引き続き前年以上の売り上げを確保した売り場が多かった。ダウンコートが動いたところが多い。ウールも含めて、ドロップショルダーなどビッグシルエットが人気だった。
西武池袋本店「キー・トゥー・スタイル」
ダウンコート×スカートの組み合わせが売り上げを引っ張った。ダウンは「タトラス」が前年同月比2倍以上と断トツ。デザイナーとの協業ラインやしわ加工、リバーシブル、ファー使いなどでバリエーションを出したこと、30、40代の客層に合わせてウエストを絞った商品を厚くしたことが好調要因となった。合わせるボトムは圧倒的にスカート。
膝下ロング丈のフレアスカートに、チュールやプリーツで、より女性らしい雰囲気が好まれている。今秋から販売している「ルシェルブルー」は女優の石原さとみさんがドラマで着用していたことも後押しして好調。20代の集客につながっており、同ブランドのほかにもスポーツテイストやカラーファーなどのアイテムを購入している。

取り外せるファー、リバーシブルと汎用性が高い「タトラス」のロングダウンコート(11万6640円)に、「ボーダーズ・アット・バルコニー」のロングスカート(3万5640円)を合わせて

20代にはドロップショルダーでビッグシルエット、ベルト付きで変化を出した「ルシェルブルー」のコート(4万2120円)が人気。スカート(2万8080円)はチュールで女性らしく