非ウールも動く ニットは明るい色に集中
茶系のウールコートとともに、非ウールのアウターが動いているのも今季の特徴だ。売れ筋は、フェイクファーとキルティングダウン。フード付きのフェイクムートンやキルティングダウンのライナー付きモッズコートなどが主流で、高感度層にはミックスファーでボリュームを出したものが受けている。
強化アイテムのニットは、カシミヤやラクーン混でふわっとした質感のものがいい。Vネック、ハイネックともに良く、キャメルやベージュ、パウダーピンクやグリーンなど明るい色に人気が集中している。一方ボトムは失速気味。パンツはウール地のセンタープレスやテーパードなど、トップを選ばないきれいめのデザインに移行している。スカートは、張り感のあるフレアやチュールなどのリバーシブルタイプが引っ張っている。雑貨は大きなヒットはないが、ファー付きのiPhoneケースで客数を獲得している店がある。
《ドゥーズィエムクラスルミネ有楽町店》

ミルキーカラーのテーラードコート「マディソンブルー」15万5000円、昨年も売れた形を今年らしく進化させたタートルネックニット2万2000円、デニムパンツ2万9000円、ともに「ドゥーズィエムクラス」、バッグ「M2マルティエ」18万円

深いサイドスリットのロングコート18万円、オフタートルのゆるいニットトップ2万4000円、ニットのストレートスカート1万7000円、すべて「ドゥーズィエムクラス」、スニーカー「ジル・サンダー」5万6000円
続きは繊研新聞(2016年11月10日付9面)をご覧ください