小学2年生の娘がギャルにはまっている。Tシャツをまくり上げて短くしたり、アニマル柄や派手なヘアメイクに憧れたり。良い悪いの線引きが難しく、親として説明に困る場面も多い。
そんな気持ちから『子どものおしゃれにどう向き合う?』(鈴木公哲著、ちくまプリマー新書)を読んだ。女子とおしゃれの関係を心理学の観点から考えたものだ。見た目への意識やメイクアップ、体毛処理、ダイエットへの関心や経験の有無、近年の傾向を調査データとともに紹介している。
「華美」であることへの親の対応策は、デメリットを説明したり、話し合った上で許可をする「教育」が解決に至りやすいとのこと。学校や企業による適切なおしゃれの教育も有用と著者は提案する。
企業が子供に直接教育するのはハードルが高いが、SNSで適切なおしゃれを啓発することはできそうだ。おしゃれに興味津々な子供だけでなく、対応に悩む親もひきつけるコンテンツになるだろう。
(金)