ハロウィーンが終わるや否や、商業施設は早速クリスマス商戦の準備に入った。ツリーの設置やイルミネーションでムードを醸成して集客力につなげる。
東京・台場のヴィーナスフォートは7日、プロジェクションマッピングを始めた。12時以降の毎時0分と30分、2階の通路や広場の全長200㍍にわたる天井に約10分間投影。星空と海中を融合させた映像で、星空の中でクジラやクラゲが泳いだり、雪の華が咲いたりする
。総合演出はクリエーティブチームのネイキッド。窓がなく光が入らない構造を逆手に取って神秘的に仕上げた。同施設は改装効果などで売上高が前年比70%増で推移中。増えている若いカップルや訪日外国人、近隣のニューファミリーに非日常の空間を提供し、購買意欲を刺激する。
表参道ヒルズは5日からクリスマスプロモーションを開始。本館吹き抜け大階段の中央に高さ8㍍のクリスマスツリーを置き、約700個のオーナメントと約1万2000球のLEDでイルミネーションを彩っている。