コラム

《めてみみ》歯に衣着せず

2021/04/14

 ワコールの成長要因の一つは京都で起業したこと。古都の伝統や文化が強みになったのはもちろんだが、「戦災に遭わなかったことも大きい」と聞いた。日本各地が空襲を受けるなかで、京都には全国から多くの人々が疎開し、特に優秀...

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《視点》当たり前のことを

2021/04/14

 新型コロナウイルスによる影響が1年を過ぎた。いまだに終息を見通せないが、今までにない大きな環境変化に、改めて自社や今後の戦略を見つめ直す機会にもなっているようだ。 リアル店では外出自粛や感染予防などで客数が減少し...



《めてみみ》エコーチェンバー

2021/04/13

 閉鎖空間で同じ意見の者同士がコミュニケーションを重ね、特定の信念や考え方で凝り固まることをエコーチェンバー現象という。最近はSNSで特定の人物や事象を寄ってたかって中傷、攻撃する事例にも当てはまることがある。 あ...



《めてみみ》未来を紡ぐ志

2021/04/09

 百貨店やGMS(総合小売業)、SC、アウトドアメーカー・専門店などと地方自治体が連携協定を結ぶ事例が広がってきた。「官」だけでは解決が難しい課題を地方が抱えるためだ。中身は産業や観光振興、街作り、就業者や起業者支...



《視点》折れない心

2021/04/09

 真新しいスーツを着た若い人を街中や電車内で目にする機会が増え、春になり新年度を迎えたことを実感する季節となった。昨年は入学式や入社式の中止が目立ったが、今年は新型コロナウイルスの感染対策に留意しながら、対面で式典...



《めてみみ》緊急事態宣言から1年

2021/04/08

 「ノウハウがだいぶ、積み上がってきた」。コロナ下での販促について、SCの運営担当者から最近よく聞く。この半年間で、多くの施設が検温の実施や消毒液の設置などのほか、時間帯別の入場規制などで客を分散させ、感染防止策を...



《視点》今小路

2021/04/08

 鎌倉市のJR鎌倉駅の西側に、今小路という通りがある。観光客は少ない道だが、ここ数年、服やアクセサリー、雑貨を扱う店が目立ち始め、ざっと数えて10店ほどになった。コロナ下でも静かに頑張っているようで、SNSから集ま...



《めてみみ》自社の姿勢

2021/04/07

 先ごろ、香港のカジュアル衣料大手であるジョルダーノ・インターナショナルが日本での新たなフランチャイズパートナーを決定したと発表した。提携企業の名前は現時点では未公表のため、概要は明らかでないが、世界に2100店舗...



《視点》コロナとの付き合い方

2021/04/07

 2度目の緊急事態宣言も明け、桜の開花などで街に活気が戻っている印象がある。 百貨店や商業施設の売り場を取材していても「お客さんは増えてきている」という声が聞かれる。昨年延期していた結婚式を1年ぶりに挙げる人が多い...



《めてみみ》学生が買う服

2021/04/06

 売り場の定点取材で、都内のセレクトショップのスタッフが「3月末からお客様が少しずつ戻ってきてくれた」と、ほっとした表情を見せた。気温上昇が早く、アウターは売り逃したが、シャツなど軽衣料はよく売れたそうだ。 別のセ...