コラム

《視点》ジャイアントキリング

2021/01/21

 年末年始のトップ取材で最も興奮したのは、オン・ジャパン代表の駒田博紀さんの話だった。大手ブランドが席巻するランニングシューズ市場で、「オン」をわずか7年で、多額の宣伝予算を投じることなく大手ブランドと肩を並べるポ...

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《めてみみ》豊かさの一方で

2021/01/20

 中国の20年GDP(国内総生産)は前年比2.3%増だった。コロナ禍からいち早く経済が回復軌道に乗ったことが数字の上でも明らかになった。GDPは第2四半期から増加に転じた。消費の状況を示す社会消費品小売総額は8月か...



《視点》熱より光

2021/01/20

 長年仕事をしているといろんなことに出会う。駆け出しのころは阪神淡路大震災、少し経って東日本大震災。その間にも大小の厄災に数多く見舞われた。 今回の新型ウイルスもその一つだが、他との大きな違いはローカルのみで起こっ...



《めてみみ》本末転倒

2021/01/19

 百貨店各社は1月7日に1都3県、13日に7府県の店舗の営業時間の短縮を発表した。レストランフロアを含めて閉店を午後8時までに繰り上げた。すでに多くの店舗は物販の時短営業を実施しているとはいえ、顧客の外出自粛の広が...



《視点》プロパー強化の理由

2021/01/19

 大手企業がプロパー消化率向上に本腰を入れ始めている。「プロパー消化率は無意味」という専門家やコンサルタントもいるが、果たしてそうか。プロパー強化は、不良在庫を減らして収益を改善するという効果だけではない。アパレル...



《めてみみ》勤務地での春節

2021/01/18

 中国では2月11日からの春節(中華圏の旧正月)休暇を前に、新型コロナウイルスの感染が拡大している。帰省のための大移動=春運が制限されるのを見越し、1月中旬に前倒しする動きの一方で、勤務地に残るよう促す地域も多い。...



《めてみみ》季節を愛(め)でる

2021/01/15

 正月明けの1月7日には七草粥(がゆ)を食べる風習がある。地域によっては小正月と呼ばれる今日、食べるところもあるようだ。1年の豊作と無病息災を願う行事だけに、今年は例年に比べて食べた人も多かったであろう。日本人は季...



《視点》ダーニング

2021/01/15

 最近、静かに流行中のダーニング(darning)。「繕い物。ほころびをかがること」で、欧州に伝わる手芸の一つ。靴下やセーターなどニット製品にできた穴を糸で〝お直し〟する技法だ。陶磁器の金継ぎに似て、修繕箇所をあえ...



《めてみみ》スピードの重要性

2021/01/14

 商社のファッション向けの製品OEM(相手先ブランドによる生産)や糸、生地販売が振るわない。巣ごもりニーズに対応した売れ筋もあるが中・軽衣料中心で、アウターやビジネス用途の落ち込みをカバーできていない。そこに緊急事...



《視点》マクロの視点

2021/01/14

 繊研ファッションビジネス懇話会は年明けの6日、日本総研の寺島実郎会長による講演を行った。寺島氏の新年の講演はすっかり恒例行事として定着。最新の経済指標をもとに、その年を「定点観測」する内容は示唆に富む。 コロナ禍...