コラム

《めてみみ》街のハブ

2020/01/17

 「中学校の女子生徒の制服を提供してほしい」。そんなSNSのメッセージを受け取ったのは、昨年の台風19号の直後。水害を受けた長野の店のバイヤーからだった。その後、メッセージは拡散され、中学校のOBや先生から段ボール...

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《視点》新年早々の不安

2020/01/17

 国内のアパレル市場は低迷しているものの世界的には成長産業、という言辞をあちこちの業界団体の新年のあいさつで聞いた。成長市場だからチャンスもあるという展開だが、気になる事実もある。 中国の昨年1~11月のニット製品...



《めてみみ》対話の力

2020/01/16

 台湾の総統選挙で現職の与党・民主進歩党(民進党)の蔡英文氏が再選した。結果は圧勝だったが蔡氏の再選は順風満帆ではなかった。前哨戦である18年秋の地方選で大敗。蔡氏は民進党代表を辞任し、総統再選は不可能と見られてい...



《視点》BtoBの先を見る

2020/01/16

 国内ではウェルネス志向の高まりを受け、衣料で健康にアプローチする動きが目立つ。ウェアラブル事業もヘルスケアやスポーツなどへの提案が相次ぐが、苦戦している企業が多い。原因は、消費者目線の欠落かもしれない。 あるメー...



《めてみみ》中国の流行語大賞

2020/01/15

 19年年末に中国・新華社が発表した10大ニュースは、外商投資法の公布、新中国建国70周年式典、北京大興国際空港などの重大プロジェクトの完成とともに、香港の問題をマカオ返還20周年式典と併記する形で取り上げた。国内...



《視点》クィア・アイ

2020/01/15

 ネットフリックスのオリジナル番組「クィア・アイ」が話題だ。ファッションやヘアメイクなどを得意とする5人のゲイ〝ファブ5〟が、「自分を変えたい」と思っている一般人をすてきに変身させる。昨秋は彼らが来日した日本版が公...



《めてみみ》心を溶かす魔力

2020/01/14

 母はアメリカ人の男性からチョコレートをもらったことがあるという。名も知らぬ進駐軍の将校が、ジープを追いかける子供たちに配ってくれたそうだ。長い足、優しそうな笑顔、初めて味わうとろける甘さ。鬼畜の国と教わったアメリ...



《視点》いよいよ五輪。だが…

2020/01/14

 年末年始に意識的に繁華街やレジャー施設に出向いたところ、以前に比べてスウェットの細身パンツをおしゃれに着こなす若い男女が増えたように感じた。マイナビの「19年に大学生が最も好きだったファッションブランド」調査でも...



《めてみみ》未来のキャンプ大国

2020/01/10

 衣料消費が伸び悩むなか、市場拡大が期待されるのがキャンプ関連分野だ。国内外の多彩な商材が揃う大型売り場が次々とオープンする。テントなどは実物を広げないと分かりにくい商品だが、広々としたフロアに数多く並び、実見でき...



《視点》上海再訪

2020/01/10

 先日、10年ぶりくらいに出張で上海を訪れた。一番印象的だったのは、おしゃれなアパレル店やレストラン、カフェが非常に増えていたこと。グローバルブランドの、日本にはないような最新モデルの旗艦店もあってとにかく刺激的な...