ファッションとビジネスが出会う場、「JFW-IFF」(JFWインターナショナル・ファッション・フェア)が22日から24日までの3日間、東京ビッグサイトではじまる。今回から、リニューアルに着手し、出会いの質の向上を目指して新ゾーニングを導入するほか、新しい展示会「FBS(ファッションビジネス・ソリューション・フェア)」を同時開催。ファッション市場の活性化、ビジネスに役立つ総合展示会へ、JFW-IFFが変わっていく。
◆新ゾーニングでリニューアル◆
29回目となり、出展企業600社を超える今1月展は「“新しい”に出会える」をテーマに掲げ、来場者が見やすく、出会いの質が高まるように従来のアイテム別からテイスト別ゾーンに変更された。
同時に全出展者のうち30%超が初出展なので“新しい“が見つかる可能性が広がる。加えて新ブランドも多く、FBの次の流れを確認する場ともなる。
今回設けられたゾーンは次の6つ。洗練されたベーシック服やエレガントな服によるきれい目スタイルを集積するのが「アーバンエレガンス」。透明感、輝きがキーワードで白、プリーツ&ギャザーがデザインポイント。注目アイテムは膝下フレアースカートだ。
「ナチュラルライフスタイル」は日々の暮らしを大切にし、衣食住のトータルで温かみのあるスタイル。中心素材はコットンキャンバス、麻で、キーカラーは白、サンドベージュ、ネービー。ポートランド発のイフスタイル誌『KINFOLK』によるグリーンファッションもチェック。
「モード&デザイン」はデザイン性があり、着手と作り手が一体になって作り出すデザインコンシャスな世界。アートにインスパイアされたもの、色×柄、ラメ・グリッター、ビジュー、アシメトリー使いがカギ。「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」ブース、equal、SpaceDなどのコーディネーターエリアには個性が光るブランドが揃う。
時流を意識した集積が「トレンド・ポップ」。アイテム、テイスト、カラーと提案は幅広いが、注目はスポーツエッセンス、ショート丈トップス、デニム、スエットトップ、レタードロゴなど。
サーフ、ストリート、アウトドアなどをコンフォータブルに取り込むスタイルが「アクティブカジュアル」。セットアップ、アーバントロピカル、スポーツエッセンス、デニムがポイント。
「アイテムステーション」は雑貨などのアイテム集積し、テイスト、品質、希少性、素材、技術、価格、ブランドを自由に選べる。春夏はキャンバス×レザー、クラッチ、ミニバッグ、厚底シューズ、ポインテッドトゥ、スポーツサンダル、コスチュームジュエリー。日本皮革産業連合会「ジャパンレザーコレクティブ」、全日本革靴工業協同組合連合会「SHOEX」などで構成する。