眼鏡チェーン専門店のオンデーズは、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進型の新店舗を8月20日、東京・天王洲アイルに開設した。〝生成AI(人工知能)が、似合う眼鏡を提案する〟新サービス「オンデーズミラー」を活用し、混雑時でもストレスの少ない買い物体験を提供。本社に近い立地を生かし、DX推進のためのテスト運用や新サービスの検証を継続的に行い、効率的な運営と高品質な接客を同時に実現できる先進店を目指す。
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天王洲は周辺の会社で働く人と観光やレジャー目的の来街者が混在する地域で、眼鏡専門店は少ない。新店は眼鏡需要に応えるとともに、次世代の店舗運営を実証していくDX推進のモデル店舗として開設した。
キャッシュレスセルフレジや、独自の生成AIとRFID(ICタグなど非接触の自動認識技術)を組み合わせた次世代の眼鏡提案サービス、オンデーズミラーを他社に先駆けて導入。少ない人員でも迅速かつ丁寧な対応を行い、入店から購入までの円滑化を目指す。
オンデーズミラーは、AIが客の顔の形やパーツの配置、雰囲気を瞬時に自動で分析。なりたい印象をクール、ソフト、モダンなど八つから選ぶと、AIが顔の雰囲気に対し、なりたい印象を計算し、お薦めのフレームを提案。バーチャル試着で様々なフレームを合成して表示することで比較でき、着用した印象はAIが詳細に言語化し、的確に教えてくれる。「似合い度」に加え、客観的な印象も伝えることで、自分のペースで納得できる眼鏡選びを支援する。
今後はオンデーズミラーを天王洲を含む首都圏や九州の11店で先行して導入。来年3月までに国内全店、海外店でも順次導入する。