イベント、SNS映え背景に
子供服メーカーの冬春展が一巡し、16年冬物と17年春物の提案が出揃った。純粋なデイリーウェアよりも、オケージョンやモチベーションと言われる入卒園やクリスマス、食事会などのウェアの提案が目立つ。イベントの増加、SNS(交流サイト)映え、プロパーで売りやすいなど、消費者と店双方の需要が高まっていると考えられる。いずれも素材やコーディネートで、デイリーに着回せる〝小晴れ〟感覚が求められている。
丸高衣料とキムラタンは、ブランド横断で小晴れウェアを提案する。「スタジオミニ」(丸高衣料)はナチュラル系のカジュアルブランドらしく、デニムを使った小晴れウェア。男児のシャツ、ベスト、パンツは各2900円、女児のチュニックとブラウスは各2300円、パンツ2000円。
「マザーグース」(キムラタン)の女児カーディガンとワンピースは各2300円。男児ジャケットは2900円、長袖Tシャツとパンツは各1900円。
16年秋にデビューした「エマーブル」(DIL)は、クリスマス時期のホームパーティーやお出かけを意識しながら、コーディネートしだいで通学にも使える服を出している。ビジュー付きワンピースは3600円。このほかに箔(はく)プリントやボアのトップ、合皮のスカートなどを打ち出す。