エモダ、ユニセックスライン発売

2015/10/19 10:26 更新


 マークスタイラーは今秋、レディスブランド「エモダ」で、ユニセックスライン「シェアード」を立ち上げた。全国に8店あるエモダのSC内の店舗で販売している。エモダの強みであるモードテイストのウエアと相性の良い、エッジの利いたストリートムードの商品を揃える。

 SCは、ファッションビルや駅ビルに比べややリラックスした商品を探す女性客がいることや、カップルや夫婦での来店も多いため、カジュアルのユニセックスラインを開発した。「エモダはヤングレディス市場にモード系という新ジャンルを作ったので、SCでも他ブランドがやっていないジャンルで面白いことをやろうと考えた。ここ数年、ジェンダーフリーのファッションが広がり、レディス、メンズ関係なく商品を買う客が増えている」(中畑盛明エモダ事業部副事業部長)という。

 商品はビッグフォルムのトップにスキニーパンツといったコーディネートが中心。価格帯は通常のエモダとほぼ同じでスエットトップ4900~6900円、ニットトップ5900~8900円、デニムパンツ7900~1万4900円。店頭は、エモダの本ライン5割、以前からSC向けに出しているやや低価格なベーシックカジュアルライン3割、新ラインのシェアード2割で構成する。

 エモダの店舗があるSCは、ららぽーとTOKYO‐BAY、イオンモール水戸内原、鹿児島イオンモールなど。SCではエッジの利いたスタイルは敬遠されるというのがこれまでのイメージだが、「SNS(交流サイト)の普及によってSCの客も感度がどんどん高まっている。特にエモダの顧客はSCであってもエッジの利いたファッションを好む層が多い」ことから、新ラインのニーズがあると判断した。

 現在、エモダの店舗はファッションビルとSC合わせて全国に32店。16年3月期は出店を控え、今回の新ライン立ち上げなどの事業開発にあてたが、16年度以降出店を再開する。

ビッグフォルムのトップにスキニーボトムのコーディネートが軸 シェアード女



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