インスタグラム画像から商品検索、EC(電子商取引)購入までたどり着けるアプリが登場した。東京・自由が丘でバッグと洋服専門店を運営するエターナルが企画・開発したアプリケーション「ファニスタ」だ。公式ブランドやショップなどフォロー画像がファニスタ上ですべて閲覧。タップするとECサイトにつながり、商品購入までつながっている。
ファニスタの最大の特徴は、フォローしたインスタグラム画像を検索すると、イメージに近くEC購買できる商品を検索して表示される点だ。これまでインスタグラムは、画像から商品詳細を検索したり、購入までたどりつくことが出来なかったが、ブランドやショップがインスタグラム画像をアップすれば、EC購買・来店の機会創出に即つながるものとして期待が高まる。
すでに100社がエターナルとEC連携しており、契約しているブランドはインスタグラム画像からブランドECサイトにつながっている。インスタグラムからのEC購入を広げるために、同社ではファニスタへの加盟ショップ・メーカーを募集している。現在アプリはiPhone版だけだが、アンドロイドにも対応していく。「購買機会を創出するだけでなく、小さな店では集客につなげるアプリとして活用してもらいたい」(エターナルの細川朝史ファニスタ事業部ジェネラルマネージャー)という。
インスタグラムは画像投稿をメーンにしたSNS(交流サイト)で、現在世界で月間ユーザー約3億人。画像でのコミュニケーションがメーンとなるため、趣味や感度の共有しやすさで受けており、日本はユーザーによるインスタグラム利用が先行して広がっている。