【PR】緑の地球を守るため、ゴールドウインがGREEN IS GOODを推進

2021/02/22 00:00 更新


 エコに関心の高いスポーツ・アウトドア用品メーカーは多いが、地球環境のためにできることを系統的かつ継続的に実践している企業はまだ少ない。こうしたなか、ゴールドウインは08年からGREEN IS GOOD(グリーン・イズ・グッド)というコンセプトのもと、製品づくりから回収・再生の各段階で、多彩な取り組みを全社で展開し、成果をあげている。

■素材・回収・マインド軸に

 グリーン・イズ・グッドの柱となるキーワードは、「GREEN MATERIAL(選んで使う)」「GREEN CYCLE(繰り返し使う)」「GREEN MIND(大切に使う)」――の三つだ。

①地球に負担をかけない素材を選ぶ――GREEN MATERIAL

 ゴールドウインでは、環境への負荷を最小限に抑える素材を「グリーンマテリアル」と呼ぶ。そして、リサイクル可能な繊維や、成長が早い植物を原料とした繊維、無農薬の畑で作られたオーガニックコットンなどを選んで使うようにしている。

 現在、同社主力ブランドである「ザ・ノース・フェイス」では、全体の30~40%でグリーンマテリアルを採用している。今後は他ブランドでも積極的に使用し、少なくとも2025年までに開発商品の50%以上で同素材を使い、30年には90%以上に引き上げる方針だ。

②愛着以外は回収――GREEN CYCLE

 グリーンサイクルは、使用後の製品を回収・再生する取り組み。様々な企業同士が連携し、お客様と一緒にリサイクルを進める日本環境設計の「ブリング」プロジェクトとパーナーシップを結び、ゴールドウイン製品以外のメーカーやブランドの服も、質や状態に関わらず直営店の店頭で回収している。

 持ち込まれた服は仕分けし、ポリエステルやナイロンの服は、高純度の原料に戻すケミカルリサイクルされ、ダウンウェアは羽毛精製加工業である河田フェザー協力のもと、再び精製し、「グリーンダウン」として生まれ変わり、まだ着られる服は寄付やリユースされる。

グリーンダウンを使用したダウンジャケット

③できるだけ長く使って――GREEN MIND

 究極のエコは、購入された商品をお客様が一日も長く、大切に使うこと。そのためにゴールドウインではウェアの用途に応じた素材選びや、長く使用してもらえるようなデザイン・設計を心掛けている。19年11月渋谷パルコにオープンしたTHE NORTH FACE LABで行っているウエアのカスタマイズサービスも、お客様の体型や好みにあわせたウエアを作ることで、愛着を持って長く大切に使っていただく取り組みの一つだ。また、富山県小矢部市の同社本店内のリペアセンターには約20人の担当スタッフを配置し、アウトドアウェアなどの修理を受け付けている。

 20年秋には修理に関するカウンセリングを受け付けるオンラインリペアサービスを実施。「ザ・ノース・フェイス二子玉川店」では、ショップ内に簡易リペアとカウンセリングサービスをするリペアショップも開設した(20年10月28日~11月1日)。

二子玉川のリペアコーナー

■次世代新素材の開発に挑戦

 グリーン・イズ・グッドを推進するゴールドウインが今、最も注力しているのが、環境に配慮した次世代新素材の共同開発だ。同社は15年にバイオベンチャーのスパイバーと資本・業務提携を契約し、共同で「構造タンパク質素材」の研究・開発を始めた。

 当初は天然の構造タンパク質素材であるクモ糸の再現と、そのアパレル製品への応用を目指していたが、水に濡れると数十%縮む「超収縮」という壁に直面。その後4年かけて改良を重ね、水に濡れても高い寸法安定性を示す新しい構造タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」(BP)の開発に成功した。

プラネタリー・エクイリブリアムティー

 19年8月にはBPを使った初の製品「プラネタリー・エクイリブリアムティー」を、ザ・ノース・フェイスから発売。同年12月には同じくザ・ノース・フェイスから様々な環境下で着用することを想定したジャケット「ムーンパーカ」を発売した。

ムーンパーカ

 そして20年11月には、同社オリジナルブランド「ゴールドウイン」から、毛素材とBPを混紡した「ザ・セーター」が登場。日本のほか、デンマークやフランス、ドイツなど11カ国で販売した。

ザ・セーター

 BPの最大の特徴は、その原料を石油などの化石資源に依存しないこと。微生物を活用し、主に植物由来の糖類(グルコースやスクロース)を原料に、発酵生産によって作ることができるのだ。そのため、アパレル分野での脱マイクロプラスティック・脱アニマルのニーズに大きな役割を果たせる可能性を秘めている。

■「環境問題を総合的に解決したい」――渡辺貴生社長

渡辺社長

 アパレルは環境に与える負のインパクトが大きい産業です。スパイバーと開発した構造タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」(BP)を通じ、こうした問題を総合的に解決していきたいと思っています。

 例えばフリースは、一般衣料として広く普及したことで、海洋を汚染するマイクロプラスチックの原因となっています。また、毛皮についても動物倫理や生物多様性の側面からその使用の是非が議論されています。BPはポリエステルやナイロンのような化学素材、さらには綿やウール、カシミヤなどの天然素材の代替として使用することが可能なため、普及することで様々な環境問題解決につながるはずです。

 量産化に向けた動きも着々と進んでいます。スパイバーが建設中のタイの商業用プラントは、21年春をめどに完工する見込み。米穀物メジャーのADMと提携して23年に改修・開設するプラントは、タイの100倍の規模となります。これらが本格稼働すれば、素材コストが大きく下がり、多くのお客様にとって、BPが身近なものになるでしょう。服だけでなく、自動車を含む輸送機器や建材、医療関連、インテリアなどにも使われる予定です。

 新型コロナウイルスにより、人々の環境意識が高まりました。「サステイナブルであるか」が、製品やサービスの購入を決める動機にもつながっており、若い人ほどその傾向が強くなっています。彼らが市場のメーンストリーマーとなる時代を見据え、彼らと共に様々な取り組みを強めていきたいと思っています。

株式会社ゴールドウイン

【公式サイト】https://www.goldwin.co.jp/

【お問い合わせ】株式会社ゴールドウイン カスタマーサービスセンター 0120-307-560

「GREEN IS GOOD」webサイト

企画・制作=繊研新聞社業務局

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