「ジーユーは様々なテイストを最高のバランスで販売する業態として進化させ、〝不特定大多数〟を取って、必ず1兆円事業にしたい」――ファーストリテイリング(FR)グループのジーユーの柚木治社長は15年秋冬展での記者懇親会で、目指すグローバルブランドとしての立ち位置を語った。公表している売上高3000億円を目指す中で、「今期はマストレンド商品を企画できる体制と生産調整の仕組みを作れた。しかし3000億円突破には組織と人材教育が課題」とした。
今期(15年8月期)は売り上げ計画を大幅に上回るほど好調だ。14年秋冬からヤング狙いを転換し、幅広い年齢層を対象とするトレンド商材開発を強化した。今春夏物から、世界の最新トレンド情報を収集し、日本で情報集約して企画・開発する仕組みを作った。多様な情報を判断し企画的中率を高めるとともに、期中に色柄単位での追加調整まで行い、販売精度を高めている。
その商品例が4月から販売して売れ続けているガウチョパンツ。2カ月間で100万枚のヒット商品になった。過去に990円ジーンズを年間100万本販売した実績があるが、2カ月間で100万枚の大台に到達した。
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