北欧ブランドが元気だ。コロナ禍の影響を受けるセレクトショップなどの小売店で、改めて必要不可欠な存在になっている。買いやすい価格帯やはやりの要素を程良く入れたデザインに加え、家や近所でも着やすい日常性が人気の理由。さらに北欧特有の丁寧な仕事やサステイナブル(持続可能)の考え方がディストリビューターや卸先の信頼につながっている。
(青木規子)
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丁寧なコミュニケーション
北欧ブランドのなかで特に目立っているのは、デンマークやノルウェーのブランドだ。中心価格はドレス3万~5万円、アウター5万円前後と買いやすく、ドメスティックブランドとほぼ同じ感覚で購入できる。日常で気軽にファッションが楽しめるという身近さが今の時世に合っている。