【ニューヨーク=杉本佳子通信員】Jクルー(本社ニューヨーク)が、本社を中心に175人を人員削減すると発表した。またウイメンズのデザイン責任者に、同社傘下の「メイドウエル」のデザイン責任者を2年間務めたソムサック・シクホンモン氏を任命した。Jクルーは、シクホンモン氏がメイドウエルを成功に導いたと評価している。同氏はメイドウエルの前は、Jクルーでさまざまなデザインの仕事をしていた。
\これに伴い、メイドウエルのデザイン責任者には、メイドウエルのデザインチームに7年間在籍してきたジョイス・リー氏が任命された。
\Jクルーのミラード・ドレクスラー会長兼CEO(最高経営責任者)は、「我々は何をしないといけないのかはわかっている。時間はかかっても、実現すると固く決意しているチームがある」とコメントした。
\Jクルーグループのの2~4月期の総売上高は5億8180万ドルと前年同期2%減、既存店ベースの売り上げは8%減で、4億6240万ドルの赤字を計上した。前年同期の赤字3010万ドルと比べて赤字が大幅に拡大し、事態は深刻さを増している。
\不調の主因は売上高の大方を占めるJクルーで、売上高は5億870万ドルと5%減、既存店ベースでは10%減少した。一方で、メイドウエルの売上高は6190万ドルと33%増、既存店ベースでも12%伸びた。
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