【ニューヨーク=杉本佳子通信員】桂由美50周年記念コレクション「ゴールデン・ハーベスト」のショーが10日、ブライダルの見本市「ニューヨークインターナショナルブライダル」のステージで開催された。単なるブライダルデザイナーではないことを示したいとのライセンシーの意向もあり、ショーの前半はブライダル以外のドレスを並べた。
冒頭は金箔の寺社の柄をのせた朱赤の布をボディに巻きつけたドレス。西陣織の帯地、金糸の刺繍で描く鶴、振袖のような袖、裾にわたを入れた仕立てなど、きものからヒントを得たドレスが並ぶ。夕焼けをイメージした美しいグラデーションのドレスには、会場から感嘆の声があがった。
ウエディングドレスは日本から持ち込んだミニドレスと、ライセンシーが製作したドレスのミックス。ライセンシーによるドレスは、ベアショルダーや背中を大きくあけたドレスが目立った。50周年記念のショーは東京、大阪、ジャカルタでも行われ、ニューヨークの後はホーチミンで開催される。