レスポ、接客・サービス改善で好調 

2015/10/21 06:41 更新


 レスポートサックジャパンは輸入販売している米バッグブランド「レスポートサック」の売り上げを順調に伸ばしている。小売り部門83店の15年8月期売上高は前年比10%増。販売の体制を整え、接客水準を高めたことなどが実った。

 15年8月期は卸やアウトレットを含めた全体でも6%増。協業商品が特に人気で、7月に販売したコミック「ピーナッツ」との協業バッグ(スヌーピーなどのキャラクターを活用し、1万3000円中心)は発売直後に1日に5000万円を売り上げ品薄になるほどのヒットとなった。

 路面の銀座店が55%増と大きく伸びているほか、旗艦店の表参道店、高島屋横浜店、ジェイアール名古屋高島屋、大丸札幌店など都心店を中心に売れ行きがいい。伸びている要因は販売面の強化。3年前に接客、サービスの改善に着手してから売り上げが伸びている。研修制度の整備や接客のマニュアル化などに取り組み、昨年9月にはスーパーバイザー制を導入し、販売員管理や、顧客の購買傾向、ニーズを把握する仕組みを強めた。覆面調査も実施し、接客の初動を重点に改善した。

 ポイントカードの活用は路面店だけだったが、昨年4月に直営店11店に広げ、1年で会員が2万5000人に増えた。

 年間100以上の商品シリーズの展開が軌道に乗っていることから引き続き接客、販売サービスの向上に力を入れる。



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