三越伊勢丹は新進インナーブランドと協業し、ファッションとして楽しむ〝大人女子のための見せブラ〟をオリジナルで作った。1日から伊勢丹新宿本店、三越日本橋店、三越銀座店で販売している。
開発した理由は、オフショルダーや背中の開いたトップがトレンドとして浮上し、「どんな下着を着けたらいいのか」という悩みに応えるため。協業したブランドは「リリピアーチェ」「メマイ」「アルバージェ」「チヨノアン」。
伊勢丹新宿本店の婦人インナー売り場「マ・ランジェリー」では、スポーツやリゾートなどを想定したアウターとコーディネートし、取り入れ方の例を紹介している。
下着らしさは、後ろのホックやストラップに表れがち。このため、フロントホックやかぶるタイプにしてバックホックをなくし、レースのホルタータイプやスポーティーなYバックのストラップにして、下着のように見えない工夫をした。「バストをきれいに見せ、快適なフィッティングを実現するのに苦労した」という。
M、Lやフリーサイズなどで選びやすく、幅広いサイズの女性に対応できるようにした。全てパッド付き。ブラジャーは8500円から。コーディネートのショーツもある。
伊勢丹新宿本店では初日から、「服とのコーディネート例を見て、『こういうのが欲しかった』という声が多い」。売れ行きは順調で、アウターとの買い回り客の増加にもつなげる。

スポーツやリゾートなどシーンを想定した着用例を紹介(伊勢丹新宿本店「マ・ランジェリー」)