24年の国内アパレル市場の規模は金額ベースで前年実績を4年連続で上回り、コロナ前の19年実績とほぼ同規模まで回復した。市場への供給枚数は2年連続で減少し、過去20年で最低水準となった。コロナ禍の20~22年に起きた変化はアパレル市場にどんな影響を与えたのか。10月17日付の紙面で紹介しきれなかったデータとともに探る。
(柏木均之=本社編集部)
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金額では販路ごとの回復度合いに差
繊研新聞社の推定した24年の日本のアパレル市場の規模は9兆6751億円だった。23年比で3.1%増加し、19年比ではほぼ横ばいとなり、コロナ前の水準まで市場規模が回復した。だが、主要販路ごとの推移(表①)を見ると、回復度合いにばらつきがある。
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