リアルなミャンマーに出会える「ミャンマー祭り2019」

2019/06/15 06:30 更新


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【センケンコミュニティー】リアルなミャンマーに出会える「ミャンマー祭り2019」 日本人好みの料理や雑貨がいっぱい ビザ緩和や直行便で観光地としても注目!

 ファッションアイテムの生産拠点として注目が高まっているミャンマー。しかし、まだまだ訪れたことがある人は少なく、あまりどんな国か知らない人も多いのでは?

 ミャンマーには成田から直行便が出ており、昨年10月から観光ビザ取得なしで1年間の渡航が可能になったため、観光地としても発展が期待できる。というわけで、東京・増上寺で毎回約6万人を集めるミャンマーのリアルを発信するイベント「ミャンマー祭り2019」(5月25、26日開催)を訪れた。

会場は東京タワーのふもと、増上寺。毎年約6万人が来場する
飲食ブースは大にぎわい

【文化】 日焼け止めに効く「タナカ」

 訪れたのは東京タワーのふもと、増上寺。5月にもかかわらず気温は30度を超え、まさにミャンマー日和! 日差しが強く日焼けの心配していると、「ちょうどいいのがありますよ」とミャンマー祭り広報の枝廣紀子さん。伝統的な化粧品「タナカ」を体験できるコーナーに連れていってくれた。

 タナカは木をすりおろしてクリーム状などにした天然の化粧品で、日焼け止めとして頬やおでこに塗って愛用されている。現地では顔に満遍なく塗ることも多いようだが、葉っぱやハート、斑点といったデザイン模様にして、おしゃれ感覚で楽しむ女性もいるそう。記者も早速塗ってもらい、快適に過ごすことに成功。

頬の一部分に塗っておしゃれとしても楽しめる「タナカ」

 体験コーナーは他にも充実し、丸い形が特徴のミャンマー文字(ビルマ文字)で自分の名前をどう書くのかを学べるコーナーや、ミャンマーの代表的な衣装「ロンジー」のレンタルコーナーも。

 ロンジーを写真に納めようと会場内を探索していると、それらしき服を着た集団を発見! 在日のミャンマー人で、働いていたり留学で日本に住んでいるそう。シャン族という民族の衣装で、伝統芸能のステージに出演した後に涼んでいたところで話を聞くと「日本にもミャンマーの仲間が最近は増えてきました。やっぱり同じ民族同士で仲良く遊んだりすることが多いです」と話してくれた。

シャン族の衣装を着たミャンマー人のグループ
ミャンマー伝統芸能のステージも

【雑貨】 職人によるカラフルな織物やレース

 会場には、ミャンマーとの交流を重ねてきた団体や進出企業による物販・企業紹介ゾーン「ミャンマー横丁」も。ひときわにぎわっていたのが、ミャンマー雑貨屋「ダッコ」だ。

 ミャンマーのヤンゴンに店を構えていて、現地で人気なアイテムを今回のイベントのためだけに日本に持ち込んでいるそう。経営しているのは現地在住の日本人、和田直子さん。「仕事の都合でミャンマーに住んでいて、気の利いたお土産がないことに気づいた」と自ら雑貨店を立ち上げた。

 また「職人の手仕事は細かいものであるのに、値段以外に商品のアピールをできていなかった」と、ミャンマーの雑貨と職人の魅力を伝える場として一役買いたかったという。

 織物やレースが有名で、ロンジーの布を使った小物や、レースのアクセサリーなど、カラフルで可愛いアイテムをたくさん販売していた。記者は記念にTシャツとシュシュを購入、夏に活躍しそう。

ひときわ盛況だった雑貨店「ダッコ」は日本人が現地で経営している
カラフルなサンダル
レースのピアスが可愛い
記者はTシャツを購入
エキゾチックな置き物も

【食事】 おいしいナマズ料理が国民食

 食事も外せないと、案内してもらったのは、「モヒンガー」屋さん。モヒンガーはミャンマー人の定番の朝食として、日本でいうラーメンのように夜のシメとしても食べられているそう。

 ナマズのだしで作ったスープに米で出来た麺を入れたもので、トッピングにパクチーやニンニク揚げなどを好みで入れる。

ミャンマーの国民食「モヒンガー」

 「スープは必ず飲み干すのがミャンマー流」と店主に言われ、ナマズというワードにびくびくしながら食べると、意外とおいしい! 日本人の口にも合うほど良いまろやかさと辛さがミックスされた麺料理でした。ミャンマーのナマズは田んぼの泥の中で泳いでいるものを捕獲するため、臭みが洗い流されるそう。すっきり食べられるのも納得だ。

モヒンガーを作っていたお姉さん。笑顔がすてき

 このほか「アジアで最もおいしい」と脚光を浴びているという「ミャンマービール」や、スパイスが利いたコラーゲンたっぷりの豚足スープ「ワッチェダゥスーピョウ」など、どれもおいしかった。


アジアで最もおいしいと脚光を浴びているという「ミャンマービール」

ミャンマーの魅力伝えたい 一般社団法人ミャンマー祭り代表理事 関口照生さん

一般社団法人ミャンマー祭り代表理事 関口照生さん

 普段フォトグラファーとして活動するなかで、130以上の民族が共生する多民族国家のミャンマーに出会いました。どの民族もとても思いやりがある一方で、教育は行き届いていない一面もあります。それをもっと日本の人に知ってもらい、支援につなげたいと考えたのが、ミャンマー祭りのきっかけです。

 回を重ねるごとに、来場者のミャンマーへの関心が高まっているように感じます。軍事政権から民主化するなかで、ミャンマーへ進出する日系企業が一気に増えたこともあるでしょう。また、日本国内でも人手不足があり、介護職などでミャンマー人が活躍しています。在日ミャンマー人の来場も増えました。

 ビジネスで注目されているミャンマーですが、観光でもぜひ訪れてほしいですね。特にパゴダ(ミャンマー様式の仏塔)は圧巻です。一般市民による寄進によって成り立ったもので、人によっては収入の3分の1をパゴダに寄進する人もいます。そのためどこの国のパゴダよりも、きらびやかです。訪れる地域ごとに民族性が異なるのも面白い。首長族で有名なカレン族も、同じ民族でもいくつものグループに分かれているなど、多様性に富んでいます。

 ミャンマーは海も隠れた名所が多いのですが、まだ現地の人の沐浴(もくよく)が中心です。開発が進むと、リゾート地としてのポテンシャルもあります。

 ミャンマーの様々なリアルな様子をこのイベントで正しく伝えることで、ミャンマーと日本の人材交流が進むことを願っています。

■ミャンマー祭り

 生活、伝統芸能、文化を通じて、リアルなミャンマーを紹介する国内最大級の日本・ミャンマー文化交流イベント。日本とミャンマー両国の友好を深めることを目的に毎年開催しており、今年で6回目を迎えた。会場は東京・増上寺。ミャンマーの本場の味が楽しめる飲食店ブース、伝統舞踊や歌を披露するライブステージ、NPO(非営利組織)・NGO(非政府組織)などの団体によるミャンマー各地の民族文化体験コーナーや工芸品の販売、交流写真展などで構成する。収益金の一部はミャンマーの教育支援金などに寄付している。主催は一般社団法人ミャンマー祭り、共催は駐日ミャンマー大使館、NPO法人メコン総合研究所。


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