畳縁の魅力を広げたい 倉敷・児島の高田織物が雑貨やハンドメイド向け素材に提案

2023/05/31 06:29 更新有料会員限定


1000を超える多彩な色柄の畳縁。児島本社横の直営店

 畳を彩る畳縁(たたみべり)。市場占有率で40%を保つのが岡山県倉敷市児島の高田織物だ。畳の需要減少が続くなか、畳縁を活用した各種雑貨やハンドメイド向け素材などの提案を強め、直営店も運営する。「何よりも畳縁の魅力をエンドユーザーに知ってもらうこと。これが本業である畳屋や施工業者向けの需要活性化につながっていく」と高田尚志社長は力を込める。

(山田太志)

 同社は明治の初めに備前小倉帯地で創業。工場の近隣は畳表の原料のイグサの一大産地だったため、昭和初期から畳縁の製造を始めた。60年代早々にジャカード機能付きのシャトル織機を使い、綿無地にポリエチレンで柄出しした柄縁を世に出し、合繊主流の時代を築く。71年にはシャトルをニードル織機に自社で改造することに成功し、その後も電子ジャカード搭載の高速ニードル織機を積極的に導入するなど、物作りで業界の先端を走ってきた。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

単体プランなら当月購読料無料でWでお得!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事