大磯産業、アシネティックを輸入販売

2015/10/23 06:47 更新


 大磯産業ティースクエア事業部は米アシネティックと輸入代理店契約を結び、レディスウエア「アシネティック」の販売を始める。アシネティックは伊ディーゼルの創業者でデニム界の重鎮であるアドリアーノ・ゴールドシュミット氏が手掛ける16年春夏スタートの新ブランド。オリジナルで開発した新素材の「進化版デニムパンツ」を軸にスポーティーなウエアを揃え、「アクティブウエアと最先端のファッションの境界線を取り払った新しいスタイル」を提案する。

 ブランドの顔であるパンツに使うのは、「インディゴスキン」と名づけた新素材。中国の自社工場で糸から染色、綿生地の裏側にスパンデックスとポリエステルを入れ、体に吸い付くような高い伸縮性と立体感を実現した。パンツは9サイズで中心価格2万円。商品はパンツを軸に、日本製の高品質なナイロンを使ったパーカ(2万6000円)やオーガンディのTシャツ(9500円)といったデイリーに着られるスポーティーウエアを揃える。16年春夏物では75点作った。

 販路はセレクトショップや地方の有力専門店を想定する。早ければ年内にデリバリーを開始。アシネティックは10月初めにパリとミラノのショールームでブランドを披露し、すでに伊、仏の有力店との取引が決まっているという。大磯産業では同事業部のショールームで11月6日まで展示会を開催中。「トレンドだけを追い求める時代は終わった。素材や技術を含めて本物を追求しつつ、デイリーに着られる服を提案し、新しいファッションの市場を創っていきたい」(大磯隆重社長)という。



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