日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)は、9月1~6日に開催する「楽天ファッション・ウィーク東京2026年春夏」の詳細を発表した。同機構の前身が05年10月に東京独自のファッション・ウィークを始めてから20周年を迎える。26年3月の26年秋冬を含め、次の20年を見据えた取り組みや情報発信を強化していく。
参加ブランドは合計23。世界のファッション・ウィークでフィジカルでの発表が主流に戻ったことで、今回からフィジカル形式のみとした。ショーの持つ意義を明確化し、核となる単独ブランドによるショーを「公式デザイナーショー」とし、20のショーを行う。うち初参加は5ブランド。国を代表する団体や関連イベントは「パートナーシップショー」に分類し、会期中に三つのショーを行う。また、未来のファッション業界を担う学生・学校団体との連携・支援にも力を入れ、「インキュベーションショー」を設置。マロニエファッションデザイン専門学校が参加する。
冠スポンサーの楽天による「バイアール」プロジェクトは、レディスウェア「フェティコ」とビューティーブランド「スリー」との協業ショーを行う。現代の独立した女性像を共通軸に、ファッションとビューティーを掛け合わせ、訴求力を最大化していく。
JFW推進機構が主催するプログラム「ネクストブランドアワード」は、グランプリに「ムッシャン」(木村由佳)を選出、初のショーを行う。このほか、35周年の「ツモリチサト」はショーに加え、展示イベントを予定している。