中小企業が挑む服の資源循環 わかりやすさ、試しやすさで広がる

2024/12/27 06:30 更新会員限定


「アスカミ」は国内の製紙工場、紙専門商社と協業し、難易度が高いとされる天然繊維と化繊が混ざった生地を混抄紙にする技術を開発

 大手企業中心に繊維素材・製品の回収・再利用が進むなか、中小企業も独自の技術や発想で資源循環の仕組みを立ち上げている。わかりやすさや試しやすさが受け、大企業も巻き込みながら循環の輪が広がりつつある。

(小堀真嗣)

大手も巻き込む

 紙の汎用性を強みに商機を広げるのは、マテックスのアップサイクルペーパー「アスカミ」。同社はモリトグループで印刷業務を主力とし、ブランドタグも手がける。アスカミは余り生地を活用した国産の混抄紙(パルプにほかの繊維を混ぜてすいた紙)だ。

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